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腸管麻痺に気付かなかった

  • 2017/01/07 20:54
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  • 18コメント

看護師2年目、療養型病院で働いています。

初投稿で情報に不足があるかもしれませんが…是非アドバイス頂けたらと思います。

長文で申し訳ありません…

パーキンソン病の患者さんで食事も内服も可能な方です。

正月に、食事やお茶でムセがあり活気がなく、午後のバイタルサインで39.4℃の発熱がありました。本人は食思もあり、部屋で食事をしたのですが食べ始めるけどムセてしまい2〜3割程度の食事摂取でした。夕方から脱水予防のために末梢点滴500mlを2本持続で開始になりました。

次の日、わたしが日勤で患者さんを受け持ちしました。

念のためインフルチェックの指示があったのですが、結果は陰性でした。

熱は37.0℃〜38.0℃台を行ったり来たりしていて、活気はないものの普段のように会話することは可能な状態でした。

その日の夜勤帯で、オムツ交換の際に尿量が少ないと報告を受けて導尿したそうですがほとんど流出がなく、それから徐々に意識レベル、呼吸状態が悪化し…

次の日の夜勤帯でNGとBaを挿入しベッドサイドモニタ管理、酸素投与開始となりました。

祝日があけて腹部レントゲンとCTの結果、腎盂結石による腸管麻痺と診断され抗生剤の点滴が開始になりました。

明らかなイレウス所見はなかったそうですが、腎盂腎炎が熱源となり、腎盂拡大と尿管部の石が確認されサブイレウスを引き起こしているのでは、という主治医の診断です。

その時にはグル音も聴かれず、腹壁の緊張も強くなっていたそうです。

療養型病院でDNRの方なので、酸素3L投与と持続点滴、抗生剤の使用のみで経過しています。

そんなことがあり夜勤でわたしが受け持ちしたのですが、

あえぎ呼吸、血圧低下、尿量トータル40mlとかなり厳しい状況でした。

朝まで状態は変わらず、いくらか呼吸も落ち着き血圧も100台に戻り日勤へ送りました。

師長さんに送りのあと呼ばれ、日勤での状況を聞かせてくれと言われました。

もっと早くに医師に打診して抗生剤を出してもらっていれば、ここまで酷くなる患者さんではないと…

もっと深く掘り下げて考えないと、と指摘を受けました。

もともと患者さんは腹部の手術歴があり、癒着性イレウスの既往がありました。以前にもイレウスの再発があったそうなんですが、その時は抗生剤で良くなり未然に防ぐことができていたそうです。

イレウスの再発リスクがある患者さんだということは、わたしも理解していて普段から腹部の状態を確認していました。

ただ、わたしが日勤で受け持ったときにはグル音の聴取も可能で腹壁もソフト。便も出ていました。

発熱の原因も、腎盂腎炎からくるものと思っておらず、誤嚥性肺炎や尿路感染なのではと疑っていました。

熱があり活気もなく食事も取れていないことは、勿論医師にも報告をしていましたが…

祝日で代診の医師なこともあり、レントゲンなどの検査も平日でないと出来ないこともありクーリングで経過観察と指示を受けたのみだったので…もう少し打診して抗生剤のひとつでも出して貰えば良かったのかなと。

こういう場合、もっと早くに気付く方法はあったのでしょうか…?

わたしはあの時、腸管麻痺やイレウスのリスクをそこまで深く考えてはいなかったなと反省していますが、実際にどうすれば良かったのだろうと悩んでいます。

先輩方のアドバイス頂けたらと思い投稿させて頂きました。

長文失礼致しました。

(退会者)

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